いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
AQUA MIXT 潤治です。
女性の感じている「男」と等身大の「男」を共有することで何かしらの良い影響があるかと思っての開催でした。
男性が等身大になることを社会が許していないということも大切な視点でした。
男性が泣く姿をよく見るようになったのもこの十数年だったように思います。
第2次ベビーブーム世代の僕は、スポ根アニメの影響から
「男はこうあるべき」という神話があったように思います。
涙の数だけ強くなれ!
男は人前で泣くものじゃない!
弱みを人に見せるな!
…など、社会的な価値観が男たち自身を縛ることは多々あります。
それだけではなく、その影響で女性もその価値観を知らずに
受け容れていることがあると感じます。
そして、男たちが「理想の姿」でいたいと思うことを
サポートしてしまっていることがあるかもしれません。
女性の優しさが「真綿で首を絞める」状態に
なっているというわけでしょうか。
当然、男性の優しさが女性のそれになっていることもあります。
本当はパートナーシップを本音で紡いでいくことができれば良いのですが、
本当の感情をお互いに見ないようにして、役割を演じるようになると、
お互いの本音を言い合う場が無くなります。
この物語に出てくる橋本は、良い夫であり、良い上司であり、良い部下でもあります。
他人に弱さを見せずに人前で慌てふためくこともなく、
仕事は細かにこなし、周りからの評価も高いのです。
そのような周りの期待を裏切るわけにもいかず、
彼自身は不安など感じてはいけないと自らの感情を見ないようにしています。
橋本の妻、通子は他人の感情に敏感で病気がちなところがありました。
橋本は通子を気遣うあまりに、心配させまい、気を使わせまいと常日頃から思うのでした。
結局、それが彼女を追い込んでいるとは微塵も感じないわけです。
「君に迷惑をかけたくないんだ。」という言葉が誰のものなのか?
…も感じて読まれることをオススメします。
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posted by AQUA MIXT★水本 潤治 at 15:44
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潤治★体験談
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