

今日も多摩市聖ヶ丘は晴天です。
日差しが部屋の奥まで届きます。
「冬は、部屋の奥まで日差しが届くほうが寒くないでしょ?」 と太陽が気を使ってくれているようです。
サンキャッチャーが太陽の光を反射させ、虹色の光が部屋中に行き渡ります。
さて、今回は“ある女性の物語”をご紹介いたします。
人間関係などで、“どうして?” と思うことありませんか?
その時点では意味が解らないことが、人間関係では少なくありません。
今回の彼女の現世での行動は、その息子に影響を与えます。
息子は彼女の起こした行動の本当の意味を受け取ることになります。
彼女が起こした現世での行動とは?
その原因となった彼女の過去生とは?
彼女は若くして、結婚することになりました。
好きな男性がいたのですが、その男性との未来を予測できなかったことや、
親の勧める縁談を断れなかったということもあり、結婚に踏み切りました。
過去を忘れよう、好きな男性は思い出にして、新しい人生を歩もう…。
彼女は頭ではそう思っていましたが、結婚したいかどうか?を
自分の心に問うことはありませんでした。
動機は、過去を忘れたい…
大好きだった彼との未来が見えない悲しさを直視し続けるのに耐えられない…
ということでした。
彼女自身のハートの声を聴くことなく、結婚に踏み切るのでした。
周りの人たちの祝福を受け、彼女は結婚式を挙げました。
誰から見ても幸せな花嫁でした。
結婚生活は予測していた以上に淡々と、
可もなく不可もなく、ゆっくりと時間だけが過ぎていきました。
結婚から数年、第一子が誕生します。女の子です。
可愛いわが子でしたが、彼女の中では何故か他人のような気持ちがします。
可愛くてしょうがないというよりは、母親としての役割を果たすことに意識が向きます。
第一子が生まれた頃から、夫の暴力が始まりました。
酒を浴びるように飲み、気にいらないことがあると物や彼女にあたりました。
「この子は守らなくては!」
父親の暴力から、彼女は身体を張ってわが子を守ろうとするのでした。
この状態では、第二子は難しいと彼女は頭では判断します。
“でも、もうひとり欲しい”
彼女の考えと魂の声は逆でした…。
日々の忙しさに没頭し、第一子誕生から数年が経っていました。
ある時、彼女は思うのでした。
それは彼女が考えたことなのか、何かの意図が彼女に入り込んだのか解りません。
「男の子が生まれてくる。彼をこの世に迎え入れなければならない!」
彼女の身体は、第二子を誕生させるには、か弱く、医師からの賛成は得られませんでした。
“この子は生まれたがっている、わたしの身体はわたしだけのものじゃない”
“わたしを通り道にして、命が新しく誕生しようとしている”
彼女は医師の反対を押し切って、第二子を生もうと決意するのでした。
母体に何かしらの影響があるのは必至であるにも関わらず、彼女は心の声に従うのでした…。
第一子から数年…、第二子が誕生しました。
彼女が予測したとおり、男の子でした。
“これでよかったのよね?”
彼女は、わが息子を見ながら安堵の息をつくのでした…。
しかしながら、その時の彼女はすでに耳を患ってしまっていました。
原因は不明でした。
その男の子はすくすくと育ち、母親を慕い、母親も息子を溺愛するのでした。
母親は息子が成長していく様子を温かい気持ちで見守っていました。
息子の声が聞き取りづらいことはしばしばありましたが、
それでも天が与えてくれた奇跡に涙が溢れそうになるのでした。
そんな幸せな日々は数年後、脆くも崩れ去るのでした。
父親の暴力がいっそうひどくなっていくのです…。
彼女の過去生に隠されている秘密とは…?
(続く)
手放すことで新しい流れがやってくる…


・2011年1月20日(木) 10時半〜13時半 聖ヶ丘
これからの時代、今までの観念があなたの前進を阻むものだとしたら、手放してみるのもいいかもしれません。過去の悩みや悲しみを所有すると苦しいですが、共有することであなたの苦しみはあなた以外の人へのメッセージになります。
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