時空を超えた記憶のメッセージを届けるセラピスト
AQUA MIXTの寛子です。
魂は転生を繰り返し、前世・過去生の記憶は知らず知らずに今の人生にも影響を与えます。
それはいい影響のこともあれば、トラウマとなることもあります。
過去生で大切な関係だった人とは、現世で逢えば遠い昔に知っていたと感じる懐かしさもあります。
ある日の少人数レッスン「Peace of Angels 上級編」で、過去生リーディングの実習を始める前に潤治がデモンストレーションを行いました。
対象は、今の私にとって知る必要がある過去生を見て貰いました。
その内容は、私が過去生の記憶として数年前に断片的に思い出したものと一致していました。
今回は、私のギリシャでの過去生のお話です。
寛子はその時代では、小さな少女。
年齢は、10歳に満たないくらい。
エーゲ海を望む断崖絶壁の上にある、小さなコミュニティで暮らしている。
イメージとしては、手塚治虫の「ブラックジャック」が住んでいる場所のような切り立った崖の上。
その少女はガリガリに痩せていて、水を汲みに行ったりして働いている。
栄養状態は悪いようだ。
場所はどうやらギリシャらしい。
彼女が住んでいるのは、差別を受けている人たちの部落のような場所。
そこに住んでいる人たちは奴隷というわけではない。
しかし民族・人種も違いその土地に取り残されてしまい、貧しくそこで暮らすしかない状況。
(過去生リーディングは続く)
潤治がこの過去生リーディングをしてくれている時、私にも以前断片的に思い出した過去生の記憶と重なる部分もありました。
ギリシャといっても、栄華を極めた古代ギリシャではないようです。
その後の ローマ帝国時代⇒ビザンツ帝国時代⇒オスマン帝国時代 と 色々な民族の支配を受けて民族も宗教も混沌とした状態で近代に入った頃のようです。
これだけ色々な文化や民族が混じり合ってしまっているので、近代から現在まで、実はギリシャ人の定義は難しいそうです。
近代で有名なのはトルコに残されたギリシャ人、ギリシャに残されたトルコ人の住民交換協定 というものがありましたが、
ギリシャ人、トルコ人の見極めは 宗教だけで判断したそうですね。
その時の私は、ギリシャの領土に住む他民族という扱い。
貧しく差別を受け、いい暮らしではなかったようです。
その時の記憶が私にも鮮明に浮かんできました。
戦争があったり国が変わったり、でも元々そこに住んでいる人たちに変わりはないはずなのに。
不当な差別を受けて感じる憤り。
それらの感情が、今もリアルに思い出せるのです。
学生時代にギリシャに行った事があります。
自由旅行で特に計画もなく、1ヶ月以上掛けて地中海・エーゲ海沿岸の国をまわっていて。
イタリアを南下してシチリアへ。そこから飛んでチュニジアへ。
チュニジアが飽きたらトルコへ飛び。トルコからギリシャへ・・・
イタリアもチュニジアもトルコも居心地がとても良くて、
そしてすぐ現地の友達も出来て楽しい滞在だったのです。
けれども、ギリシャは上陸したとたん嫌悪感しかありませんでした
古代ローマ遺跡は見ててとてもワクワクするのに、ギリシャ神殿を見るとムカムカするの。
何か嫌なことやトラブルがあったかと言われると、特別なことは無かったのです。
理由はうまく説明出来なかったのですが…未だに相当嫌っています。
ギリシャ人とギリシャという土地に対する理由の分からない嫌悪感は、どうしても拭えませんでした。
その時は理由が分からなかったのですが、過去生の記憶からその理由がわかりました。
生まれ育った土地だったのに、不当に差別を受け、貧しくて飢えていた生活。
過去生の記憶・魂の記憶が、ギリシャをいう土地と そこに住むギリシャ人とその歴史を嫌っていたのです。
人の記憶は面白いもので、思い出せなくて自覚がなくても、
かなり過去生の記憶の影響を受けているのです。
そして潤治による過去生リーディングは続きます。
彼女(寛子の過去生の少女)の家には、寝たきりで絵を描いている芸術家の兄がいる。私はギリシャの過去生で兄に当たる人に現生でも出逢っているのです。
歳は少し離れているようだ…
今の人生でも、とてもとても大切な人。
ソウルメイトは、魂の記憶を頼りに惹かれ合うのでしょうか。
(その2に続く)
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