先日、那須で行われた野菜・果物目利きツアーのご報告です。
20代の頃、スーパーマーケットの青果部で働いている時、この知識は何のためになるんだろう?と思っていましたが、月日を経てその意味(天使からの贈り物)が理解できるような気がします。
人生に無駄はないとしたら、数多くの経験、その経験から学ぼうとする姿勢が人生をより豊かにするように感じている今日この頃です。
さて、そのツアーでは、那須の大型スーパーと産直スーパーの2店舗を巡りました。
大型店の良いところは、ある意味、大きなハズレがないことです。相当の値段と品質は大企業ですから消費者の要求に応えているように感じます。“安かろう悪かろう” があまりないという意味で安心して買い物ができるように思います。
一方、激安店があります。破格の安値もありますが、目利きができないと損をしてしまうかもしれないという “ハイリスク・ハイリターン” のお店です。目利きができるかできないかで、料理の味は変わってくるでしょうし、旬を知っているかで栄養価にも違いが出てきます。
久しぶりにおいしい柿を食べました。(M.O さま 男性)生活用品を選ぶ時は、メーカーやクラスを気にしますが、野菜・果物を買うときは並べられているものの情報(産地・等級)をあまり気にせず購入してしまっているような気がします。
これからのお買い物が楽しみ (K.S さま 女性)
一店舗目は、大型スーパーで買い物です。
買い物かごをそれぞれ持ち、売り場でレッスンが始まります。
“長ネギの陳列を見て。よく見てみると、等級やサイズが違うことが解るでしょう?”
“大型店は大量に仕入れるので、ある産地での集荷が足りないと
違う産地のものが並ぶ時はあるの。それがより有名な産地だったりするのッ”
“柿も等級が違うものが同じ場所に並んでいるでしょ?等級の高いものを買いましょう”
“グレープフルーツは今の時期、南アフリカ産だけど、フロリダ産を見つけたら買いよ!”
産地や等級、産地リレーの概念をお伝えしながら、
食味の良い果物・野菜を見つけていきます。
安さだけに囚われず、値頃感のある青果物を目利きの知識と経験で選択していきたいものです。
二店舗目は、ハイリスク・ハイリターンなお店です。
青果物は店頭に並べられ、いかにも産直感が出ている売り場でした。
売り方も箱の半分で、一籠でいくら?というものがあったりして、売る側の大雑把さが素敵でした。
鮮度管理も微妙なのですが、その安さに購入していく人たちを横目にレッスンは始まります。
“○○産の早生ミカンは当たり外れが多いから値段に負けちゃ駄目ぇ!耐えて!”
“土葱の先が枯れていたら、とても良い葱だから買いよ!”
“北海道産のメロンがこの値段だったら、買って!露地物だからとても美味しいの。”
“青果物の箱の情報を逃さないで!”
“葉物が美味しくなってくるのは冬の霜が降りるような時からよ。”
“あまり大きく育った葉物は食味があまり良くないからねッ”
…と終始、オネエ言葉の潤治なのでした…。
あまりに興奮のレッスンなので、写真は撮り忘れる、時間は大幅におしてしまう…。
次回はちゃんとしよッ。
参加された方のご感想です。
今朝、「秀」の柿を朝から食べました。
久しぶりにおいしい柿を食べました。
これも、潤治さんの目利きツアーのおかげです。
「趣味…果物の目利き」になっちゃうかも。
(M.O さま 男性)
こちらこそ、ありがとうございました。
食事の美味しさにびっくりしてしまいました。またぜひ行きたいです。
目利きツアーも楽しくて、これからのお買い物が楽しみです。
それではまた(^^)
(K.S さま 女性)
こちらこそ〜先日はまた楽しい時間をご一緒させていただいて、ありがとうございました!
毎回みなさんの那須賞賛の言葉を聞きながら那須に住んでいる事をうれしく思います。
次回はフルで参加したいなと思います〜♪
(N.H さま 女性)
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