先日の記事「ヤマアラシのジレンマを乗り越えて…」にコメントやご感想ありがとうございました。
人とのコミュニケーションが昔よりも複雑になってきているように思う今日この頃…
思うことはたくさんあります。
人間関係において、
相手のことが知りたい、
近づきたいけど近づくと傷つけてしまうのでは?
自分だって傷つくかもしれない…
という怖れが発生することがあります。
相手のことが好きならなおさらです。
傷つくのも嫌なものですが、
相手を傷つけてしまう自分を直視することはさらに辛いかもしれません。
「いいひと」 でいたいですもの。
中学生の頃、ペンフレンド(ペンパル)がいました。
※「ペンフレンド」とは、文通によって結ばれている友達。文通仲間のこと。
はじめは何気なしに始めた文通でしたが、
そのうち、お互いの悩みを手紙に書くようになりました。
家族の話や勉強のことで悩んでいるとか、
部活動でもっと頑張ろうと思っているとか、
お互いに励まし合い、中学生にありがちな話題を本音で交わし合いました。
自分の家族にも言わずにいたことを共有しあえる人と出会い、
すっかり意気投合したふたりだったのです。
中学生になってはじめての夏休みに、
その彼女が東京に出てくる時に会おう!というお話になりました。
まずは、どんな風貌なのか、お互い写真を送り合おうということになり、
ワクワクしながら、手紙に自分の写真を入れました。
その手紙を出してしばらくの間、遠足前夜が永遠に続くような気持ちでした。
(写真送りあおう…なんて提案をする僕は無垢なのか愚鈍なのか…)
そして、ポストに彼女からの手紙が入っていました。
いろいろな可能性があるのですが、
楽しいイメージしかしていなかった中学生 スポーツ刈りの僕は、
その手紙の封を切りました。
―結局、その後
彼女から数通の手紙を受け取りましたが、
最後の手紙は読まずに捨ててしまいました。
「手紙、読んでくれたの?夏休み、楽しみにしているよ!」
「潤くんに会ったら、バスケットシューズを観に行こうよ。」
彼女からの言葉にひとつも返すこともなく、文通は終わりました。
人を傷つけた自分がとても嫌でした。
こうして、僕がブログを書いていると、
その記事に勇気や喜びを覚えてくれる人が多くいてくれる中、
知らず知らずのうちに、人を傷つけてしまっていることもあるかもしれません。
AQUA MIXT のブログは、セキララであることを大切にしています。
どこまで書いて良いのか?これを書くと、そうでない人を傷つけるかもしれない、
僕たちの本意が伝わるなら、書いてみよう!でも…
そのような葛藤をいつも夫婦で話し合っています。
ヤマアラシのジレンマを乗り越えて、
自分が相手を傷つけることも受け容れ、
そして、相手の傷ごと抱きしめることができれば…
祈るばかりです。
そのスキルは本に書いてはいないので、
僕たちの文章やワークショップ・レッスンなどでの共有、人生への姿勢などで
表現していきたいなと思っています。
そのひとつ、パートナーシップは「ヤマアラシのジレンマ」の宝庫
AQUA MIXT パートナーシップレッスン【出会い編】&【成長編】
パートナーシップについて、出会いのメカニズム・内面のコミュニケーション・愛し方の違いによる誤解・喧嘩の仕方・ステージを変えていくコツなど疑問や不安な点を紐解いていきます。
【出会い編】2012年12月1日(土) 11時半〜15時
【成長編】 2012年12月8日(土) 11時半〜15時
タグ:潤治のひとりごと