2013年05月11日

この世に明日を約束されている人は…

いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
空も飛べるはず
AQUA MIXT 潤治です。

僕たち夫婦のもとにやってきた命が、
肉体を借りてこの世に生れてきました。

陣痛がなく、破水から始まる分娩を予測していませんでしたから、寛子と共に慌てつつ、夜中、車を走らせ助産院に向かいました。

破水しているということは、
赤ちゃんを守っている膜が破れて羊水が出ているということです。赤ちゃんの状態が不安定になる可能性があります。

そこから絶対安静にして陣痛を待ち、定期的な陣痛がやって来たのは、
次の日の夜、24時間が過ぎようとした頃でした。

その夜、寛子が陣痛をもよおすたびに
背中をさするくらいしか僕にできることはなく、
時間の経過と共に衰弱していく彼女を…
現実味がないような感じで見ていました。

そして、そのまま朝をむかえました。

助産院の院長の判断で、
提携している産婦人科に搬送することに決定しました。

「赤ちゃんの心拍が弱くなる前に移動しましょう。」
と院長の言葉に、死と隣り合わせである命のことを考えました。

ひょっとして、産まれてこれない可能性がある…
このままでは母子共に、危険な状態になる…

怖い世界の思考癖がある僕は身体を震わせながら、
ああ、そういう世界も隣り合わせなんだとぼんやりとした頭の中で、
輪郭がハッキリしないイメージをくり返していました。

搬送している最中、
後ろの席で衰弱している寛子をバックミラー越しに見ては、

「これは本当に起こっていることなのか?(現実なのか?)

とほっぺをつねりそうになりました。

もう、怖くなって、僕の意識は…
アイロンのサーモスタットのように、
スイッチが切れるんでしょうね、怖くなってドキドキして平常心を失ったら、
車の運転も危険ですから…。

この世でたったひとつ誰もが避けられないことがあるとすれば、
それは、死を迎えること だと感じました。

そのタイミングは知らされていないで、
突然やって来るものだし、
それは誰にでも、ある意味平等に与えられているもの。
それは約束されていること。

明日も今までのように…
生きていられるなんて保証はどこにもないことに
潤んで見えづらいバックミラー越しの寛子を見ていて思いました。
(フロントガラスもワイパーの意味がありませんでした…w。
 もちろん、雨は降っていませんでしたょ。)


車で30分ほどの道程がやけに長く感じました。

人生において
約束されていること
平等に与えられているもの…。


明日を失くしてしまった友人もいたのに…
まるで明日も今日と同じ時間が過ぎていくと保証された人生を
何の疑いもなく生きている自分に気づきました。

何の保証もされていない未来を
さも保証されているように生きる自分と

未来は決められていない、約束されていない。

だからこそ

今日、今この瞬間から
自分の行動次第で変わっていく未来がある

と感じている自分を思いました。

約束されているように、日々を過ごすか、
約束されているのは、死を迎えることだけ、
それなら、未来を創る今この瞬間の行動は
自分次第だと思って過ごすか、

判断を迫られる場面で、
ほんの少しかもしれませんが、
習得できたセンスかな…と思う潤治なのでした。

無事に10日(金)12時24分
3298グラムの女の子を
むかえることが出来ました。

水本 小葉(このは)

皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。

posted by AQUA MIXT★水本 潤治 at 21:05 | Comment(8) | TrackBack(0) | 潤治★体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おめでとうございます(o^−^o)母子共に無事で、本当によかったですね。妊娠日記もたのしみでしたが、これから始まる、出産育児日記も楽しみにしています。まずは、しっかり養生されて下さい☆
Posted by ピンキーふらみんご at 2013年05月11日 22:50
ピンキーふらみんごさま

お祝いのお言葉をいただき、
本当にありがとうございます。

ブログを読んでくださっていたことを
とても嬉しく思います。
ご縁に感謝です。

母子共に元気で本当に良かったです。
出産育児日記も楽しみにしていて下さいね。
整理された日記が寛子からアップされる予定ですw。

潤治
Posted by 潤治&寛子 at 2013年05月12日 13:46
出産まで、いろいろあったんですね。

焦ったり、不安なときって、時間が長く感じますよね。

本当に母子ともに無事で良かったです。


あと、小葉(このは)ちゃんって、可愛くて素敵な名前だと思います。


“このは”って響きがなんだか可愛いですね。
Posted by mom at 2013年05月12日 18:20
momさま

死と隣り合わせにいる実感を
感じないで生きているものだと、
あらためて思いました。

小葉(このは)という名前、
寛子とふたりで同時に音をもらった名前です。
可愛い名前と言っていただき、嬉しく思います。
いつも本当にありがとうございます。
Posted by 潤治&寛子 at 2013年05月12日 18:50
無事ご出産おめでとうございます(^^)
緊張やわくわく、色々な思いが
メルマガ、ブログ等にも込められていて、
私もドキドキしながら読ませて頂きました。

本当に、一つの生命が誕生することって
凄いことで、それだけで奇跡なんですよね。
自分の人生を振り返ってみたり、
私も色々深く考えさせられました。

ずっと楽しみにしていた赤ちゃん。
これから、素晴らしい毎日を過ごされること
祈っておりますね。
この先ずっと、幸せが続きますように…
本当におめでとうございます☆(^^)


Posted by みき at 2013年05月16日 19:34
今朝方、気になって、ホームページを覗きにきました〜。(行き違いで、メルマガ、届いてました〜。)
よかった〜!!うれし〜!!
私、出産直前までピンピンしてたので、ポーン!!と産む予定が・・・。
かなり大変でした。その後の生活も相当に・・・。
しかし、あれから早、25年(笑)
何はともあれ、おめでたい!!
Posted by fukuda junko at 2013年05月16日 20:23
みきさん

お祝いのお言葉ありがとうございます。
とても嬉しいです。
出産を通じて、当たり前になっていることのありがたさを感じています。

育児を通じて、これからいろいろな学びや成長があると思うと、
ブログの記事投稿が増えてしまいそうで怖いですw。

いつも見守りをありがとうございます。
Posted by 潤治&寛子 at 2013年05月16日 21:44
junkoさま

いつもブログ、メールレターをお読みいただき、本当にありがとうございます。

素敵なご縁に恵まれて嬉しいかぎりです。
出産という予測のできない事態を通じて、多くを学ばせていただきました。

これから新しい世界を歩んでいきたいと思います。
また、ちょいちょいブログで書きますのでお付き合いくださいね。
Posted by 潤治&寛子 at 2013年05月16日 21:51
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