考える女〜電子レンジのこと。

AQUA MIXTサポートSTAFFのＦ★です。

一気に涼しくなりました。

お店に並ぶ秋物のお洋服を見ても、暑苦しいと思わなくなった自分。
ちょっと前まで、まだまだ着る気になれないヨなんて思っていたのに。
クローゼットの中も、そろそろ整理しなければです。

今日も過去記事をご紹介します。
育児グッズ…我が家に無いもの色々（2）〜電子レンジ編


寛子さんって、情報収集が本当に上手だなぁと毎回感心されられます。
なんて博学なんだろう…!
頼れるおねえちゃんなイメージ（笑）。

幼い頃、近所に住んでいた年上のお姉ちゃんに憧れるようなワクワクした気持ちになります。
寛子さんの文章から、必ず何かしら「えー、そうだったの?!」と新しい知識を得る私。
学ぶことが喜びの私にとって、これは本当に嬉しい瞬間です。

我が家にも電子レンジはありません。
手放して6〜7年が経ちます。

電子レンジが無くて、特別困ったことはありません。
しいて言えば、おうちに遊びに来た人に

「いまどき電子レンジが無いなんて…!」とびっくりされることくらいでしょうか（苦笑）。

電子レンジを手放したきっかけは、以前もお話したように、うつ病を患ったことでした。

病院でうつ病と診断されてから2ヶ月ほど経った頃、

今までと同じように生活していては、私はだめになってしまうと漠然と感じていた当時の私。
自分の部屋をぐるりと見回して、いらないものは捨てようと決めました。
（うつのときは重大な決断は避けるように言われていますが、

このときは無心で動いた記憶があります。）

最初に手放したものが、テレビ、ＤＶＤプレーヤー、パソコン、そして電子レンジでした。
（後に、パソコンは必要だと感じたので、兄に手伝ってもらって買い直しました。）

ただ、寛子さんのように、電子レンジの心身への影響を

ちゃんと理解して手放したわけではありませんでした。

「なんとなく…もう要らない気がする。」

ただそれだけの理由でした（笑）。

手軽に温められるメリットだけが、一般的に知られていますが、
食物の栄養素が破壊されていることは、あまり知られていないような…。

私は、化学とか理系分野があまり得意な方ではないので、

この手の小難しい話を避ける傾向が今までありました。

寛子さんのように、身近な話題を絡めて、怖れからではなく愛から、

わかりやすく説明してくださる方がいることは、本当にありがたいと感じます。

いまやスタンダード化している、シリコン製のお手軽に調理できるスチーマーや

チンして簡単に食べられるインスタントフードなど、よーく考えたら怖いですね。

温かいけど、十分な栄養って摂れているの…??
手間は省けるけど、身体にとって本当にそれでいいの…??

疑問だらけです。

ですが…、ちょっとわかる気持ちもあります。

仕事が終わって、夜遅く帰宅して、おなかも空いていたら、

簡単にできるものをささっと食べて済ませたくなりますよね。
早く寝たいし、自分の時間も欲しい。

料理の時間なんて省いて、それに当てる。
通勤時間が長い方や残業が多い方は、

なおそんな気持ちになったりするんじゃないのかなと思います。

日本人の多くの人が、そんな葛藤の中、今の時代を生きてる気がします。
（ちょっと切ないです。）

そんな中で、さまざまな出来事を通して、私たちは選択を迫られるように感じます。

今までどおりの暮らしをしていくのか、違う選択をして幸せな暮らしをするのか。
自分にとって、本当に大事なことは何なのか。

私にとって、それがうつ病だったと感じています。

そして今の私も、その選択をする新たな局面に立っていると感じます。
自分に降りかかる選択を見直すきっかけとなる出来事を、

見ないふりをして過ごすこともできますが、

そのチャンスに敏感でありたいと私自身は思っています。

面白いことに、我が家を訪れた大概の方は、

電子レンジが無いことにびっくりした後、しばらくするとこうつぶやきます。

「なんか、この部屋…すごく落ち着くね」

ほっとした笑顔でそう言うのです。

みんな、身体では気づいているんじゃないかと思います。
だって、身体は正直ですから。

ひとりでも多くの人が、心身に優しい毎日を送れたらいいなと思います。

他でもない、私もそのひとり。

AQUA MIXTのブログからヒントをもらいながら、

自分にとって本当の幸せにたどり着く選択を積み重ねていこうと思っています。

感謝をこめて　Ｆ★