その人の持つ光と影を統合するお手伝いをするエンジェル・セラピスト(R)
AQUA MIXTの水本寛子です。
AQUA MIXTの水本寛子です。
週末のエンジェルパーティーでの講演も、楽しい気づきの時間を共有させていただきました。
また機会があれば、このテーマを深めて発信していこうと思っています。
前の記事の続きで、天使からのメッセージ「正義感を手放すこと」。
それは長年「正義」は正しく良きことと思っていた自分には、大きなチャレンジでしたね。
そして今は、より大きな愛の視点から誤ちも見守れるようになってきました。
いつも今、天使の愛を学んでいます。
結局は、スピリチュアルな道も波動の高さは様々ですから、どのレベルを今回の人生で目指すかにより、選ぶものが変わります。
厳しい修行の中で悟ることを選ぶ人もいるでしょう。
愛を求めながら執着を手放せずに、その感情と向き合うことから学ぶ人もいるでしょう。
真理と出逢ったと思いその道に進み、しかしあとから違和感を感じて、より本物を求めて方向転換する中で学ぶ人もいます。
一見遠回りに見えることも、その人にはベストの選択です。
だから、私自身が自分の基準を正しいとして
「あなたのその方向は、間違っていますよ!」
なんていうことはありません。
ただ、より波動の高いものを望んでいる人には、その道を示します。
私はあくまでも、天使の伝えるシンプルで波動の高い愛を理解して、このエゴの罠の多い三次元世界でどう実践するか、そのコツを人に伝える役目。
もちろん、スピリチュアル業界で気になる事象は沢山ありますよ。
スピリチュアルな真実に目覚めたからと、選民意識で人に説教ぽいことする、とか…
社会の問題、人の問題に、絶対的な反対の意見を持つとか…
よくスピリチュアルにまつわる嫌な思いをしたとご相談を受ける内容に、「スピリチュアルマウンティング」というものがあります。
「マウンティング」は、群れる動物の本能でしょうか。
ボス猿のやるあれです。
「自分の方が上!!」
という姿勢がプンプン臭うスピリチュアルリーダー(自称)。
いやいや。
世界的なスピリチュアルリーダーを見ていると…
「謙虚さ」「自然体」に感動します。
本物は、自分がいかに凄いかなんて語らない。
本物が分かる人には、肌で感じられるものだから。
(分からない人は、すごいと語る人に引っ掛かるんですが…)
そういう人たちは、他の人たちと違う何をしていると思いますか?
何を隠そう「自分の癒し」に真っ先に取り組んでいるのです。
人からの尊敬・賞賛で欠乏意識を埋めようとは、しません。
ドリーン・バーチュー女史も、米国のエンジェル・セラピー・プラクティショナー(R)コースで初日に強調していました。
「まず、自分を癒すこと。
そして次に、スキルを磨くこと。」
ですから、光や愛を説くスピリチュアルティーチャーたちの中で本当に長続きする人、波動を上げ続けて貢献している人たちの特徴は、
・自分の中の癒されていない感情と向き合う勇気がある人
・見たくない恐れの感情を直視し、そこから成長できる人
つまり、光や愛を体現するために、その対極にある恐れやエゴとの付き合い方にも長けている人たちなのです。
癒されていない部分は、私たちの恐れを助長するものです。
ドリーン・バーチューも、自身のトラウマとなった過去生や特定の中毒に向き合い、多くのセラピストにお世話になってきたと言います。
世界的に有名になっても、そういう部分を隠さないこと。
一見自分の弱みとも思える過去やエゴも、ありのまま語れること。
質のいいセラピスト・ヒーラー・スピリチュアルティーチャーなどを見つけるためには、この部分を重視するといいですね。
妙に裁いたり、人のことを下げて言う人。
自分の中の恐れやエゴを隠して棚に上げているようだったら、冷静に見たほうがいいですね。
「有名な先生だから…」
「言われたことは当たっていて、サイキックな人だし…」
そこは全く重要ではありません。
スピリチュアル業界の「当たっている」神話も、また別途メスを入れますね。
この自分を癒すことを第一にするとですね…
人の恐れや集合的無意識のエゴに、過剰に反応することがなくなります。
反応するということは、自分の中の癒されていない感情が投影されて、反応しているということですから。
そして反応した結果、自分や他人を傷つける結果になります。
もし誰かに反応しているとしたら、自分の癒されていない感情・恐れに気づかせてもらう、良いチャンスなんですね。
そう捉えてからは、私自身次々と自分の中の恐れを見つけやすくなり、自分を癒すことに集中しやすくなりました。
それから私が意識しているのは、正義感を手放すという天使からの教えに従い、
「xxに反対!」
「xxは間違っている、絶対おかしい! 」
という裁きの言霊も、 手放すようにしています。
裁きたくなるのも、エゴです。
例えば、戦争反対、原発反対、などの絶対的な反対という立場を取らないように意識しています。
きっかけとなった、マザーテレサの有名な言葉があります。
アメリカのある反戦活動家が、影響力あるマザーテレサに、
「あなたが反戦活動に参加してくだされば大きな力になります。ご参加くださいませんか。」と言ったとき、
マザーテレサは「私は反戦運動には参加しません。でも、平和のための活動になら喜んで参加しますよ。」
と答えたのだそうです。
反対する動機も、恐れだとマザーテレサは理解していたのですね。
言葉の選び方ひとつをとっても、世界的なスピリチュアルリーダーは違うものだと感じるエピソードです。
続きは「その人のありのままを受け入れる〜スピリチュアルの光と影」へ